こんにちは、コエチです。
出産を経験した女性の多くが、「あれ?髪が前と違う…」と感じたことがあるのではないでしょうか。
「出産をきっかけに髪質が変わった」という声はとても多く、特にクセ毛に悩む方からは「うねりが強くなった」「髪がまとまらなくなった」という悩みがあるようです。
クセ毛はもともと髪の毛の生え方や毛根の形に影響を受けるものですが、出産後の体の変化がそのクセをより目立たせてしまうことがあるのです。
今回は、出産後に髪質が変わる理由と、クセ毛がどのように関係するのか、そして毎日のケア方法についてまとめてみました。
出産直後の方や、これから出産を控えている方の参考になればと思います。
出産後に髪質が変わるのはなぜ?
ホルモンバランスの変化
妊娠中は女性ホルモンの一種「エストロゲン」が多く分泌され、髪の成長をサポートしています。
しかし出産後はエストロゲンが急激に減少し、髪の成長サイクルがリセットされるように変わります。
- 抜け毛が増える
- 新しく生える髪が細くなる
- 毛根の形が変化し、うねりが出やすくなる
こうした変化が「産後にクセ毛が強くなった」と感じる大きな要因と考えられています。

栄養バランスの乱れ
授乳や育児で生活が忙しくなると、自分の食事が後回しになりやすいですよね。
髪の主成分はタンパク質で、鉄分や亜鉛、ビタミンも健やかな髪のために必要です。これらが不足すると、髪が細くなったり乾燥してパサついたりしやすくなります。
生活リズムの乱れ
睡眠不足やストレスは、自律神経やホルモンのバランスを乱します。その結果、頭皮環境が不安定になり、クセや広がりを悪化させることがあります。
出産後に見られるクセ毛の変化
髪質の変化には個人差がありますが、大きく分けると次のようなパターンがあります。
- クセ毛が強まるケース
「直毛だったのに産後からうねりが出てきた」という声が多く聞かれます。 - クセ毛が落ち着くケース
逆に「クセが弱まって扱いやすくなった」という方もいます。 - クセの質が変わるケース
大きなうねりが細かいチリチリ毛になったり、根元のクセが強調されたりと、クセの出方が変わることもあります。
いずれにしても、産後の髪質変化は自然なこと。クセ毛の方は特に影響を感じやすいといわれています。
出産後に起こりやすい髪の悩み
クセ毛の変化に加えて、こんな悩みもよく見られます。
- 前髪や生え際の抜け毛
- 髪が細くなり、全体のボリュームが減る
- 生え始めの短い毛がピンピン立つ
- パサつきや乾燥で広がる
- クセと乾燥が重なり、スタイリングが決まらない

産後の髪質変化はいつまで続く?時期の目安
出産後の髪質の変化や抜け毛は「いつまで続くの?」と気になる方も多いと思います。一般的な流れをまとめると、次のようになります。
- 髪質の変化・抜け毛の始まり:産後2〜3か月頃
- 抜け毛のピーク:産後4〜6か月頃
- 回復の目安:産後6か月〜1年ほどで徐々に元に戻ることが多い
妊娠中はエストロゲンの影響で髪が抜けにくくなり、成長期の毛が多い状態になります。
ところが、産後にホルモンバランスが変わると、その成長期だった毛が一斉に休止期に入り、まとめて抜け落ちるのです。これが「産後脱毛」と呼ばれる現象です。
髪質の変化は一時的、気にしすぎないのが ◎
その後、ホルモンの分泌が徐々に落ち着いてくる産後6か月以降には、髪の成長サイクルも正常に戻りやすく、髪質やボリュームも少しずつ回復していきます。
ただし個人差があり、抜け毛やクセ毛の変化が長引く場合もあるので、焦らず様子を見ていきましょう。
この時期に保湿ケアや正しい乾かし方、栄養を意識した生活を取り入れることで、髪の回復を助けることが期待できます。
出産後のクセ毛ケアのポイント
出産後の髪はデリケート。
大切なのは「クセを無理に抑える」よりも「活かしながら扱いやすくする」ことです。
優しいシャンプーを選ぶ
刺激の少ないアミノ酸系シャンプーで、頭皮をやさしく洗うことが基本です。泡で包むように洗い、ゴシゴシこすらないようにします。
保湿を重視する
クセ毛は乾燥すると広がりやすいので、トリートメントやアウトバストリートメントで水分・油分を補いましょう。
乾かし方に工夫を
濡れたまま放置せず、ドライヤーで根元から乾かします。毛先は手ぐしで伸ばすように乾かすとまとまりが出やすくなります。
スタイリングでクセを活かす
ワックスやヘアクリームで「動きのあるスタイル」に仕上げるのもおすすめです。まとめ髪やラフなスタイルは、忙しいママにもぴったり。
栄養と休養を意識する
難しいときもありますが、可能な範囲でバランスの良い食事を意識し、タンパク質を中心に鉄分やビタミン類をしっかりとることが大切です。
まとめ

出産後の髪質の変化や抜け毛は、多くの女性が経験する自然な現象。
特にクセ毛は変化が目立ちやすく、今までと同じように整えようとして上手くいかないことも…。
でも、こうした変化は一時的なことがほとんどなので、時間の経過とともに少しずつ落ち着いていきます。だからこそ「完璧を目指さない」がとても大切。
大がかりなケアをしなくても、やさしいシャンプーで洗ったり、ドライヤーで根元だけしっかり乾かしたりと、できる範囲の小さな工夫で十分で、その“ちょっとのケア”が、自分をいたわる時間になり、気持ちも軽くしてくれるはずです。
小さなケアを積み重ねて、前向きに髪と付き合っていきましょう。
この内容が少しでも参考になれたらうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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