【捻転毛×剛毛】のヘアケアガイド|広がり・パサつきを抑えて扱いやすくするコツ

クセ毛の悩み

こんにちは、コエチです。

 今回、「捻転毛(ねじれ毛)で、しかも髪が太くて硬い」という悩みを持つ女性に向けて、日常のヘアケアやスタイリングの工夫をお伝えします。

 私自身、捻転毛+波状毛の剛毛タイプで、スタイリングに時間がかかるし、湿気で広がり、そしてゴワつく手触り…といった悩みをずっと抱えてきました。
 それでも、髪の性質を理解してケアを工夫しながら、少しずつ「扱いやすい髪」に近づけようとしています。

捻転毛(ねじれ毛)ってどんな髪?

 捻転毛とは、髪の1本1本がコイル状やねじれた形状をしているタイプのくせ毛のこと。
 見た目はツヤが出にくく、触ると少しザラザラして感じることもあります。

 日本人女性のくせ毛全体のうち、強弱の違いはありますが約20〜30%が捻転毛タイプとされていて、思っていたより少なくないんです。

 また、「波状毛+捻転毛」のミックス型のくせ毛もとても多く、くせ毛女性全体の半数以上を占めるとも言われています。
 つまり、捻転毛に悩む人は決して珍しくなく、「私だけじゃないんだ」と思えると少し気がラクになりますよね。

剛毛×捻転毛の特徴と悩み

剛毛タイプの捻転毛は、髪1本がしっかりしているぶん

  • ボリュームが出やすい
  • 広がりやすい
  • 乾燥しやすくゴワつく
  • 髪がまとまりにくい

といった特徴があります。

でも裏を返せば、「髪にハリとコシがある」「スタイルが崩れにくい」という前向きな発想も。
この“強さ”を上手に生かしてあげると、ふんわり自然なボリュームや立体感のあるヘアスタイルを楽しめます。

カット・スタイル選びのポイント

 捻転毛でくせが強い剛毛タイプの髪質には、毛量やボリュームを抑えつつ、髪の扱いやすさと美しさ重視したカット方法が効果的です。

  • ショートなら
    襟足やサイドを引き締めた「ハンサムショート」がおすすめ。メリハリをつけてまとまりやすく。
  • ボブなら
    毛先に厚みを残して広がりを抑えた「重めボブ」や「Aラインボブ」がおすすめ。
  • ロングなら
    内側にレイヤーを入れて動きを出すと軽やかに見えます。表面に段を入れすぎると広がるので注意。

スタイリングのコツ

まず、まとまりにくい髪を落ち着かせるには、油分を味方につけるのがコツ。

  • 重めのヘアオイルバームやクリームワックスでツヤとしっとり感をプラス
  • ブラッシングは天然毛ブラシを使って髪表面をなめらかに整える
  • ドライヤーはイオン機能や遠赤外線付きタイプで、水分を保ちながら乾かす

オイルは毛先を中心に、少しずつ揉み込むようにつけると広がりを防げます。
パドルブラシで全体を整えるとツヤが出やすくなりますよ。

とにかく、顔周りの髪は浮き上がらないようにしっかりと抑えます。
 前髪→こめかみ→もみあげのサイド部分にバームやワックスでツヤをあたえながら、顔を縁取る髪を落ち着かせます。
 ショート丈に場合は、手に残ったバームやワックスを後頭部になじませ、捻転毛のクセを活かしてフワリ感をだします。すると顔周りとのバランスがとれてスッキリとしたスタイルになります。

カラーは「艶重視」で

 剛毛・捻転毛タイプはダメージに弱いので、弱酸性カラーやくせ毛専用カラーなどダメージレスな薬剤がおすすめ。
 色は6〜8トーンの落ち着いたカラーが◎。髪にツヤを与えてまとまりが良く見えます。
 ブリーチや明るすぎる色は、パサつきを強調したり、捻転毛のねじれが光を反射して髪がキラキラしてしまうことがあります。色のトーン選びは慎重にするのがいいですね。

シャンプー&トリートメントでサラサラに

 剛毛で捻転毛の髪を柔らかく扱いやすくするには、保湿力の高いアミノ酸系シャンプー補修力のあるトリートメントがカギです。

シャンプー選びのポイント

  • 洗浄力が強すぎないもの(硫酸系は避ける)
  • アミノ酸系やベタイン系のマイルドな洗浄成分
  • グリセリン・ヒアルロン酸・セラミドなどの保湿成分入り

💡おすすめ成分
ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、加水分解ケラチン、ヘマチン、アルガンオイルなど。

トリートメントの使い方

  1. シャンプー後に軽く水気を切り、トリートメントを毛先中心に2〜3分置く
  2. タオルドライ後、水分が少し残った状態でアウトバストリートメントを
  3. ヘアミスト→ヘアミルク→ヘアオイルの順に重ねるとしなやかに

ドライヤーは根元から毛先に風を当てて、キューティクルを閉じるように乾かすとサラサラ感がアップします。

アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)

ミルクタイプとオイルタイプを上手に使い分けをすると、広がりをおさえてツヤ感を出すことができます。

私が感じた変化と、同じ悩みを持つ方へ

 以前の私は、髪をすいて軽くすれば扱いやすくなると思っていました。
でも実際は、すきすぎて広がりやすくなり、まとまりにくくなることも。

 今は、くせ毛を理解しアドバイスもしてくれる美容師さんに、扱いやすくカットしてもらっています。
そのうえで、自分でできるヘアケアを日々続けていくことが、とても大切なことだと思い、少しずつですがスタイリングしやすくなっていると感じています。

 捻転毛も剛毛も、「個性」としてうまく付き合えば魅力にできる。
ツヤが出てまとまったときの髪って、それだけで気分が上がりますよね。

 同じように悩む方に、「工夫次第で変わる」ということをお伝えしたいです。
無理にまっすぐにしなくても、あなたの髪らしい美しさを少しずつ引き出していきましょう。

まとめ

  • 日本人女性の20〜30%は捻転毛、複合型も含めると35〜55%がくせ毛タイプ
  • 剛毛×捻転毛は重めカット&内側レイヤーでまとまりアップ
  • スタイリングはオイル・クリームワックスでツヤ重視
  • シャンプーはアミノ酸系、トリートメントは保湿&補修成分入りを
  • 毎日のケアで少しずつ扱いやすい髪に近づける

厄介に感じていた髪も、手をかけて大切にしてあげることで、今よりもずっと自分の髪を好きになれるはずです。
日々コツコツ丁寧に向き合っていきましょう。

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