こんにちは、50代主婦のコエチです。
今、多様性の時代と言われてますね。
個人の個性や価値観を尊重し合う、と理解をしています。
基本、人は一人では生きていくことは難しいです。
必ず自分以外の誰かと関わり、直接じゃなくても間接的に誰かの助けを受けながら、それぞれの生活が成り立っていくものだと思っています。
その誰かとの関わりで、時にはとても苦しい思いをすることもあるのではないでしょうか。
職場の人間関係、家族・親戚との関係、友人関係…
例えば
- 何気ない会話の中で言われた言葉が辛かったり
- 認めてもらいたいばかりに無理をしてしまったり
- 他人と自分を比べて落ち込んだり
- 他人を妬んだり
- しんどいけど、自分さえ我慢すれば、と思ったり
- 他人の「こうしなければいけない」「こうあるべきだ」という価値観を押し付けたり、押し付けられたり
大人なんだから、このくらいのこと我慢しなくちゃ…と心を無にしようとしても、しんどいものはしんどいです。
多様性の時代とはいえ、多数派と違うことが、まだまだ肩身の狭い世の中ではあります。
自分の心を守り強くするために、おすすめの「おまじない」のような詩があります。
この詩を声に出し、言葉の意味を噛み締めながら繰り返し読むことで、自分と他人の人生を切り離して考えられるようになり、自分という存在をもっと大切にできるようになります。
フレデリック・S・パールズ
私は私のことをする
あなたはあなたのことをする
私はあなたの期待に応えるために生きているわけではない
そして、あなたも私の期待に応えるために生きているわけではない
私は私、あなたはあなた
もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ
もし触れ合えないとしても、それは仕方のないことだ
この詩は「ゲシュタルトの祈り」と言って、ドイツ出身の精神科医フレデリック・S・パールズさん(1893-1970年)が作った詩です。
この詩をを知ったのは、私自身が数年前に人間関係に悩み落ち込んで、もともと低かった自己肯定感も下がりきった状態になってしまったときです。
何気なく見ていたYouTubeで出会ったのが、心理カウンセラーの”ラッキー”さんの動画でした。
現状をなんとかしたいという気持ちで、動画の中で紹介されていたこの詩をメモ書きして、繰り返し読んでいました。
ラッキーさんの動画を見て、自分が苦しんでいたことに対して、こんな考え方をしてもいいんだと気付かされ、考え方を根底から見直していく必要があることを知り、それからは少しずつ物事を前向きに捉えられるようになりました。
ときどき、心がしんどくなったら、この詩を声に出してつぶやくこともありました。
今はほとんどしなくなったけど、この詩を忘れないようにしています。
本来の自分を取り戻すことができ、前よりも自分自身を大切に考えられるようになりました。
もし、興味があれば、ラッキーさんの動画をご覧ください。
人間関係で落ち込んでいる時に、信頼できる相談相手がいたら、それはとても幸せなことです。
それでも、気持ちが晴れなかったり、誰にも相談することができずに一人で悩んでしまうこともあると思います。
そんな時、ゲシュタルトの祈りを思い出し、つぶやいてみると心が少し軽くなります。
どんなに近しい存在の人でも別の人格なわけで、考え方が違うのは自然なことと思えるようになり、人の考えも尊重しつつ、自分の考えを押し付けない、ということを意識するようになりました。
ただ、一緒に過ごす相手は価値観が近くて楽しいと思える人がいいですよね。
あの時の、落ち込んでいる時間は無駄だったのかなと振り返ってみても、そんなことは全然なくて、これも人生の通過点であり、経験の一つとして考えられるようになりました。今も、ときどき苦しいと感じることはあるけど、この詩に出会う前とは違うと思います。
その結果
- 新しい考え方の発見がある
- ポジティブ思考になる
- 他人と自分を比較しない
- 自分自身を大切にし、大切な人をより大事に
- 自分がされてイヤだったことは他人にはしない
- イヤなことはイヤと言える
ただ、このようなやり方で自分自身を守ることはとても大切だけど、あまりにも長い間、辛いと感じる環境に居続けることは良くないと思っています。その場から離れることが一番の対策です。
苦しい場所から離れることも大切な選択だと思います。
心が苦しいときは、まずは自分自身を大切にすることを考えてほしいです。
最後までご覧下さり、ありがとうございます。
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