こんにちは、50代主婦のコエチです。
我が家では8歳のオス猫を飼っています。
うちのコは飼い始めたころから噛みグセがありました。
最初のころは甘噛のちょっと強いくらいだったので、「まあ、そのうちなくなるだろう」くらいに考えていたのですが、それどころか日に日に噛む力が強くなり、私も夫も生傷が絶えなくなってきました。
飼いはじめたころには7ヶ月を超えていて、さらに体が大きくなるにつれ、力もどんどん強くなってきました。
これは困ったなと思い、どうしたらよいものか途方にくれそうでした。
それでも、このコを手放すことは考えませんでした。
かまってもらえない時や、遊び方に不満がある時、飼いはじめのころは一日に一回は噛まれるような感じで、噛まれる時はいつも突然で、足を狙ってくることが多かったです。
ネット上で噛みグセについていろいろ調べて、やれることはやってみたのですが、ほぼ効果がなくて試行錯誤しながら少しずつ、噛みグセをなくすように接してきました。
長い時間はかかりましたが、今ではほぼ噛むことがなくなり、良い関係を築けています。
愛猫の噛みグセでお悩みの方に、この経験が少しでもお役に立てたらうれしいです。
なぜ噛むのか
子猫のうちに猫同士じゃれ合うことで、噛むことの加減を学んでいくようですが、生まれてから、その機会がなかった子猫は噛みやすくなるといわれます。子猫のうちは遊びの中での噛む行為のため、大きくなるにつれて噛むことも無くなる場合があります。
それ以外での噛みグセのある多くの猫ちゃんは、ストレスによっておこると思われます。
環境の変化は、猫にとってはとてつもなくストレスになるようです。
人にもいろいろな性格の方がいますが、猫もそれぞれで性格が違います。
ほんの些細なことに神経質になる子もいれば、少々のことではびくともしないという子もいます。
特にメス猫は本能からか神経質な子が多いかもしれません。
思っている以上に猫は環境の変化に敏感。
少しずつ慣れるまで待ってあげよう。
ポーカーフェイスだけど、めっちゃビビってるよ。
うちのコの場合は、飼い始めてからしばらくは、常にストレスを抱えているようでした。
環境の変化に加えて、日中は一人でさみしく過ごすことが多いので、不満に感じていたと思います。
その不安や恐怖心から、飼い主に噛みつくことで不満をぶつけていたのかもしれません。
ただ単に嫌なことをされ、怒って噛むこともあるかと思います。
うちのコは頭はなでても大丈夫なのですが、体は触られたくないようで、人なでするだけでも怒られます。
噛まれたときの対応
噛まれたときは、最初のころは「ダメッ」と大きな声を出してみたり、注意をすると、逆にまた噛もうとするので、焼け石に水になってしまいます。
次に、市販されている噛みつき防止液のようなものを使ってみましたが、年中体に塗りたくることは難しかったです。
大きな声で怒ったりすると、余計に興奮しちゃうから逆効果だよ。
このような対策は猫にとってはただのストレスになるだけで、噛みグセがなくなるどころか、ますますひどくなるだけのような気がします。
私の場合は、噛まれたらその場からすぐに離れることにしました。その後はしばらく相手をせずに、やり過ごすことにしました。しばらく時間をおいてから、いつも通りに接するようにして、また噛まれたらその場から離れる、の繰り返しです。
普段の接し方も重要で、短い時間でもいいので毎日遊んだり、たくさん話しかけたり、名前をたくさん呼んだりします。
噛まれたときは離れて。そうすると噛むと相手にしてもらえないことを覚えてくるようになり、だんだん噛まれる頻度も少なくなってきました。
しつけは必要?
犬のようにしつけるということは猫に対しては無理なことですが、ある程度は猫もしつけられると思います。
子猫のときから飼う場合は、しつけという意味では、とてもしやすくてある程度、飼い主の方が意識をして接していけば猫にもストレスなく受け入れることができると思います。
噛みグセのある子は、少し大きくなってから飼い始めたケースが多いように思います。
噛みグセを直しながら、しつけをしていくことになるので根気強さが必要になります。
しつけというより、誘導するような感じかもしれません。
私の場合は、ご飯を要求された時や、遊んでほしそうに私を見てくるときには必ず「ちょっと待ってね」と声をかけるようにして、そのあとにご飯をあげたり遊んだりします。
ドアを開けてほしそうに待っているときも「ちょっと待ってね」です。
何かしてほしそうな時、それをしてあげられる場合は言うようにしています。
してあげられない場合は、「ダメだよ」と言うようにします
そうしていくうちに、猫は「ちょっと待って」はしてくれる、「ダメ」はしてくれないと分かってくれます。
「ダメ」などのネガティブな言葉のときに名前は呼ばないほうがいいですね。
私は飼い猫には、自由気ままにさせてあげたいと思っています。
ストレスに感じない程度に優しくしつけてあげるのが一番ですね。
瞬きは大切
あっ!見つめてきたから瞬きしなくちゃ。
あっ!瞬きしたから安心だ…。ボクも瞬きしよう。
猫はしばしば、じっと見つめてくることがありますね。
そんな時、可愛いと思いながら見つめ返してしまいます。
ここで注意が必要なのは、見つめるときに必ず瞬きをすることです。
ゆっくりと間隔をおいて瞬きをするのがポイントで、そうすると反射的に猫も瞬きをしてくれます。
瞬きをせず、じっと見つめるのは猫にとって、攻撃を意味するからです。
ときどき猫から瞬きをしてくることがありますが、それは敵意がないことと、愛情表現の一つとも言えます。
やっぱり愛情
結局のところ愛情を注ぐことが猫にとっても幸せなことだと思います。
猫は思っているよりも寂しがり屋のかまってちゃん、ポーカーフェイスだけど感情豊かでとてもかしこいです。
たくさん話しかけ、たくさん名前を呼んで、短い時間でも遊び相手になるだけで、愛情を感じているのだと思います。
返事はかえってこなくても、ちゃんと伝わっていると思います。
まとめ
噛まれたら腹も立つし、ネガティブな感情にもなるかと思います。
でもやっぱり猫ってかわいくて愛おしい!毎日そう感じています。
愛猫には苦労しましたが、独自のやり方で根気強く接してきた結果、噛みグセがなくなったというくらいにまでなりました。
そのコに合った距離感で接していくことが大切ですね。
いろいろ試しても、直らない、辛いと感じている方もいるかと思います。
そういった場合はオンラインでの相談窓口や、かかりつけの獣医さんに相談をしてみるのもいいですね。
愛猫の噛みグセでお悩み中の方に、少しでもお役に立てたらうれしいです。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。
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