猫の爪切りに必死な飼い主

こんにちは、コエチです。

 我が家には9歳のオス猫がいます。
 うちのコは飼い始めのころから噛みグセがあったので、最初のころは本当に大変でした。
 今では噛まれることはなくなりましたが、昔飼っていた猫を思い出してみると、あれ?猫ってこんなだったかな?と、このコをみてて思います。

 うちのコは、首より下を触られるのがキライで、背中を撫でようものなら怒られます。
もちろんブラッシングなんてさせてくれません。
 イヤなものイヤと、すぐに怒るし。

 でも、甘えたい時は抱っこをおねだりしてくるという…。抱っこ中のお触りは怒りません。
フワフワの猫ちゃんベッドで寝てくれないし、カーペットは避けて通るし、一緒に寝ないし、膝の上にも乗らない…アレ?

 飼い猫のお手入れで一番欠かせないのが、爪切りだと思います。
これをおこたると、猫にも飼い主にも不具合が生じてしまいます。

 そんなうちのコの爪切りは本当に大変なんです。
夫と二人がかりでないと、一人ではとても爪切りなどできません。

 爪切りが始まる雰囲気を察知するのが早くて、ササッと隅っこに隠れるのですが、あっけなく捕まります。

 噛みグセがなくなったとはいえ、爪切りが大嫌いなので噛もうとしてきます。そのため噛みつき防止用のマスクを被せて、さらにエリザベスカラーをつけ、蹴られないようにブランケットで後ろ足をくるんで、夫が抱っこをして私が爪を切るという感じです。
 それでも、ギャン鳴きで暴れることといったら…。

 肉球をつまんでキュッと押して爪を出してから、先端部分をカットしようとすると、その瞬間に暴れるので神経を使います。
 爪切りをしている間は、なるべく声をかけずに無言でしています。イヤなことをされているときに声をかけると、私の声もイヤになってしまうのではないかと余計な心配をしてしまうからです。

 毎回切り終わると、ご褒美のちゅ~るをあげるのですが、さっきまでの騒ぎっぷりはどこへやら、おやつをおねだりしてきます。(ご褒美とは…?)シッポをピーンと立てて、おやつがある場所へ誘導してきます。

 「おやつあげるんだから、あんなに騒がなくたっていいじゃん!」ていつもブツクサ言いながらちゅ~るをあげていますが、本人(猫)は全く意に介さずといったところです。
 それでもチュールをガッついて食べているところを見ると「イヤなものはイヤだよねぇ、ガンバったねぇ♡」なんて、飼い主は甘々なこと言っています。


 予防接種などで病院へ連れて行ったときは、ここぞとばかりに先生に爪切りをしてもらうのですが、「借りてきた猫」状態とはまさにこのことか!と思うほど、とってもおとしく爪切りをしてもらっています。
 病院ではとてもおとなしいうちの猫。もしかして「猫を被る」が正しいの?

そんなうちのコですが、飼い主の私たちには心を許してくれているのだと思うことにしています。
「猫は家につく」と言いますもんね。

 実際、ずっと一緒に過ごしていると、このコがいないことが考えられないくらいの存在になっていて、人間年齢でいうと私よりも年上になりつつあって、年々可愛さが増している気がします。
(でも、オッチャンなんだから爪切りくらい大人しくしてよね、とも思います。)

 もし、猫ちゃんが暴れてどうにも爪切りが困難な場合は、やっぱりかかりつけの病院か、ペットサロンなどでカットしてもらうのが、お互いにとって一番安心なのかもしれませんね。


最後までご覧下さり、ありがとうございます。

コメント