年代別|髪と頭皮の変化とシャンプーの見直し方

クセ毛のヘアケア

「昔より髪がうねるようになった」
「ツヤがなくなってまとまりにくい」
 そんな変化を感じ始めたら、それは“年齢による髪と頭皮のサイン”かもしれません。

実は、年齢とともに髪や頭皮の状態は少しずつ変化していきます。
 特に40代以降は、ホルモンバランスや皮脂量の変化がくせ毛の悪化に関係していることも。

 今回は、年代別に見る髪と頭皮の変化、そしてその時期に合ったシャンプーの見直し方を解説します。

〜40代・50代から始める、くせ毛をやさしく整えるケア〜

30代|髪質の変化が始まる「ゆらぎ期」

 30代になると、生活環境の変化やストレス、睡眠不足などが髪に影響しやすくなります。
 大きな変化は感じにくいものの、少しずつ「髪のハリ・コシがなくなる」「うねりが出やすい」といったサインが見え始めます。

この時期のポイント

  • 洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーで、頭皮の潤いをキープ
  • 紫外線や摩擦から髪を守るケアを意識
  • 頭皮マッサージで血行を促し、健康な髪の土台をつくる

30代は、“予防ケア”のスタートライン
「最近ちょっと髪質が変わったかも?」と感じたら、やさしいケアに切り替えていきましょう。

40代|ホルモンバランスの変化で、くせ毛が強まる時期

 40代になると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り始め、髪のハリやツヤを保つ力が少しずつ低下していきます。

 その影響で、髪の内部構造がゆがみやすくなり、うねり・広がり・パサつきが目立ちやすくなるのです。

この時期のシャンプー選びのコツ

  • 保湿力の高い成分(セラミド・アルガンオイル・加水分解ケラチンなど)入りを選ぶ
  • エイジングケアを意識した「頭皮環境を整えるタイプ」がおすすめ
  • 頭皮マッサージや温感ケアで血行をサポート

また、髪をやさしく扱うことも大切。
 濡れたまま寝る・強いブラッシング・高温ドライヤーは避けて、髪を守る習慣を少しずつ意識していきましょう。

50代|乾燥・ハリ不足・白髪の増加期。ケアを“育てる”意識へ

 50代になると、頭皮の皮脂分泌がさらに減り、乾燥やフケ、かゆみが出やすくなります。
 髪も細くなり、ボリュームが出にくくなったり、くせ毛のうねりがより目立つようになることも。

この時期に意識したいケア

  • 洗浄力がマイルドで、頭皮保湿成分(ヒアルロン酸・グリセリンなど)入りのシャンプー
  • ふんわり仕上がる軽やかなタイプを選ぶ
  • 白髪染めをしている場合は、カラーケア対応タイプでダメージを防ぐ

また、ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントを使うことで、
髪の水分バランスを保ち、ツヤやまとまりがアップします。

 50代からは、髪を“元気に育てていく”ような視点でシャンプーを選びましょう。

年代を問わず大切なのは「頭皮を整える」こと

どの年代にも共通して言えるのは、
健康な髪は、健康な頭皮から生まれるということ。

くせ毛が強くなったように感じるときは、髪そのものよりも頭皮のコンディションを見直すと改善の糸口が見つかります。

  • 乾燥しているなら保湿重視のシャンプー
  • ベタつくなら皮脂バランスを整えるタイプ
  • 敏感な時期には刺激の少ないタイプ

年齢や季節によっても頭皮の状態は変わるので、「今の自分に合うもの」を選ぶ柔軟さが大切です。

まとめ|年齢とともに変わる髪と頭皮に、やさしく寄り添うケアを

年齢を重ねるごとに髪の悩みは変わります。
 でも、正しい知識とやさしいケアを続けることで、髪はまだまだ美しく育っていけます。

「最近、髪のまとまりが悪い」
「以前よりうねりが出てきた」
そんなときは、シャンプーを見直すサイン。

 毎日のケアを“年齢に合わせてアップデート”していくことで、くせ毛もツヤのある柔らかな髪へと変わっていきます。

今回は年代別の髪と頭皮の変化をお届けしました。
ぜひ、ご自身の頭皮や髪質に合ったお手入れをしてみてください。

次回、くせ毛さんにおすすめのドライヤーで乾かすときの手順をご紹介します。

ご覧いただきありがとうございます!

⬇️ 頭皮タイプ別のシャンプー選び


⬇️ 正しいシャンプーのやり方

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