「海外旅行から帰ってきたら、髪がギシギシ・ゴワゴワになってた…」
「ホテルのシャンプー、全然泡立たなかった…」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、シャンプーの違いだけじゃなくて、「水そのもの」が髪に大きく影響しているんです。
くせ毛・剛毛に悩む私たちにとって、髪がまとまるかどうかは死活問題(大げさじゃなくて!)。
毎日使っている水道水が、実はくせ毛の出方にも関わっていたとしたら…気になりますよね。
今回は「水と髪の毛の関係」について、日本と海外の水質の違いから、くせ毛への影響、そして海外の人が日本の水をどう感じているかまで、たっぷりお話ししていきますね。
そもそも「水の硬度」って何のこと?

水の話をするときに出てくる「軟水」と「硬水」という言葉。
これは水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まります。
世界保健機関(WHO)の基準では、
硬度120mg/L未満が軟水
120mg/L以上が硬水
数値が高いほどミネラルが多く含まれる「硬い水」ということになります。
硬水を飲むと「ちょっと苦い」「重たい」と感じるのは、このミネラルのせい。
逆に軟水は「まろやか」で「さらっと」した口当たりです。
日本の水は世界でも珍しい「やさしい軟水」
日本の水道水の平均硬度は、なんと約48.9mg/L。
東京大学が2024年に全国1564地点で行った大規模調査でも、日本は圧倒的な軟水の国だとわかっています。
ただし、日本国内でも地域によって違いがあるんです。

【硬度が高めの地域】
- 関東地方(特に千葉県は平均97.4mg/Lと国内最高レベル)
- 沖縄県
- 熊本県、大分県など一部の地域
【硬度が低めの地域】
- 北海道、東北地方(30mg/L前後)
- 関西地方(40mg/L台)
同じ東京都内でも、練馬区や江東区は高めで、青梅市は19.6mg/Lと低い、なんて差もあるんです。
引っ越した先で「なんか水道水の味が違う…」と感じた経験のある方もいるのでは?
ちなみに日本が軟水になるのは、国土が山がちで川の距離が短く、水が地中にとどまる時間が短いから。
地層のミネラルを吸収する時間が少ないので、自然とミネラルの少ない水になるんですね。
海外はどうなの?特にヨーロッパは「超硬水」の国だらけ
一方、海外、特にヨーロッパは硬水地域が多いんです。主な観光地の硬度を見てみましょう。
- ニューヨーク:約30(軟水)
- ロサンゼルス:約90(やや軟水)
- 韓国:約100(やや軟水)
- グアム:約220(超硬水)
- イタリア:約270(超硬水)
- フランス(パリ):約280(超硬水)
- ドイツ:約300(超硬水)
ヨーロッパは平坦な大地が広がっていて、水が地層をゆっくり流れる時間が長く、しかも石灰岩の地層が多いので、ミネラルをたっぷり含んだ硬水になるんです。
「パリジェンヌは3日に1度しか髪を洗わない」なんて話、聞いたことありませんか?
これ、おしゃれのためじゃなくて、硬水で毎日洗うと髪がゴワゴワになっちゃうからという、かなり切実な理由があるんです。
ドイツやスウェーデンでも、2〜3日に1回しか髪を洗わない人が多いそうですよ。
「洗いすぎると頭皮の油分がなくなって乾燥する」「自然のバランスを保つのが大事」という考え方が、硬水地域では一般的なんですね。
硬水が髪に及ぼす影響…くせ毛さんには特に気になる話

ここからが本題!硬水で髪を洗うと、いったい何が起きるのでしょうか。
シャンプーの泡立ちが悪くなる
硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムが、シャンプーの洗浄成分(界面活性剤)と結びついて「石けんカス」のような固まりを作ってしまいます。
その結果、泡立ちが悪くなって洗浄力もダウン。
髪に金属イオンが残留する
硬水のミネラル(金属イオン)が髪に付着して、洗い流しても落ちにくくなります。
これが髪のゴワつき・きしみの最大の原因。
キューティクルが傷つく
硬水のミネラル成分が髪の表面にあるキューティクルを傷つけると、水分や栄養が逃げやすくなって、パサつき、広がり、うねりがひどくなるんです。
くせ毛・剛毛さんは特に影響が大きい
ここが大事なポイント。
そもそも、くせ毛・剛毛さんの髪は、キューティクルが不均一になりやすく、水分バランスが崩れやすい性質があります。
そこに硬水のミネラルが加わると…
- 広がり、うねりがさらに悪化
- まとまりにくさが倍増
- トリートメントの効果も出にくくなる
という、三重苦状態に!くせ毛で悩んでる私たちにとって、硬水は天敵みたいな存在なんです。
カラーの色落ちも早くなる
硬水に含まれる金属イオンとカラー剤の成分が反応すると、色ムラになったり発色が悪くなったり、色落ちが早まったりします。
せっかくカラーしたのに…ってがっかりしたくないですよね。
日本人が海外のホテルで感じる「あのゴワゴワ」
実際、海外旅行でこんな経験をした方、多いんじゃないでしょうか。
- 「日本から持ってきたお気に入りのシャンプーなのに、全然泡立たない」
- 「洗ってもなんか髪がヌルヌルする」
- 「ドライヤーで乾かしたら、いつもの3倍広がってる…!」
これ、全部硬水のしわざなんです。
日本のシャンプーは軟水で使うことを前提に作られているので、海外の硬水とは相性が悪いんですね。
特にアミノ酸系シャンプーなど、日本人に人気のやさしいタイプは、硬水ではうまく働いてくれないことが多いようです。
逆に、海外の人は日本の水にびっくりしている

では、海外の方から見た日本の水はどんな印象なのでしょうか?
在日外国人や日本を訪れた海外の方の声を集めてみると、こんな反応が多いんです。
- 「日本でシャンプーすると髪がサラサラになる!」
- 「美容室でのシャンプーが人生最高の体験だった」(アメリカ・大阪を訪れた方)
- 「日本の水は柔らかくて、石けんの泡立ちがぜんぜん違う」
海外から日本に移住した方のブログでは、「日本の軟水のおかげで、毎日シャンプーしてもギシギシしない」という感動の声もよく見かけます。
逆に、日本から海外に行った方が「硬水で髪がパッサパサになった」と嘆く一方で、海外から日本に来た方は「日本の水で髪がキレイになる」と喜ぶ。
同じ「水の違い」でも、受ける印象は真逆なんですね。
日本人にとっては当たり前すぎて意識もしない軟水の水道水ですが、世界的に見ると、蛇口をひねればやわらかい水が出てくる国はとても珍しいんです。
日本は「水に恵まれた国」だった

飲料水として水道水を安心して飲める国は、世界でもわずか15ヵ国ほどと言われています。
その中でも、こんなに軟水に恵まれた国は本当に稀。
日本に住んでいると、
- シャンプーがよく泡立つ
- 石けんの洗い上がりがさっぱりしている
- お風呂の水垢(石灰カス)が少ない
- 髪や肌への負担が少ない
- 和食のだし文化が発達した
これらは全部、軟水だからこそ当たり前にできていることなんですね。
お風呂文化が日本で発展したのも、水垢が残りにくい軟水環境だったからこそ、と言われています。
くせ毛さんが日本の水の恩恵を最大限に受けるために

日本の水が軟水でラッキー!とはいえ、くせ毛・剛毛さんはそれだけで髪の悩みが解決するわけではないのが現実…。
ちょっとした工夫で、軟水の恩恵をさらに引き出せます。
① シャワーヘッドの塩素除去タイプに変える
日本の水道水は軟水ですが、塩素は入っています。
塩素除去機能のあるシャワーヘッドに変えるだけで、髪のパサつきが軽減されることも。
② アミノ酸系の優しいシャンプーを選ぶ
軟水だからこそ、強い洗浄力は必要ありません。
やさしく洗えるアミノ酸系シャンプーなら、必要な皮脂を残しながら、くせ毛の乾燥を防げます。
③ 洗い流さないトリートメントで仕上げ
特にミルクタイプは、プラスに帯電した成分が金属イオンの付着を防いでくれるので、くせ毛対策にぴったり。
旅行先でも使いやすいですよ。
④ 海外旅行のときは硬水対応シャンプーを持参
最近は「GLOBAL TRAVEL」のような硬水対応のトラベル用シャンプーも販売されています。
ヨーロッパ旅行の予定がある方はぜひチェックしてみて。
おわりに
いかがでしたか?
何気なく使っている水道水が、実は髪の調子にこんなに関わっていたなんて、ちょっと驚きますよね。
日本に住んでいること、特に軟水の地域に住んでいることは、くせ毛・剛毛さんにとっては実はかなり恵まれた環境。
毎日「くせ毛つらい…」と思っていても、海外の硬水地域の方と比べたら、私たちの髪のコンディションは守られているほうなのかもしれません。
もちろん、くせ毛の悩みはゼロにはならないけれど、**「日本の水、けっこうありがたいかも」**と思えると、ちょっと気持ちが楽になりませんか?
海外旅行にお出かけの際には、ぜひ水の違いも意識してみてくださいね。
帰国して日本のシャワーを浴びたとき、きっと「あ、やっぱり日本の水ってやさしい…」って感じられるはずです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!



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