梅雨が近づくと、くせ毛・剛毛さんにとって憂うつな季節がやってきます。
「朝ちゃんとセットしたのに、外に出たら5分で崩れた」
「湿気で髪がどんどん広がって、まとまりが全然ない」
「梅雨の時期だけ、何をしても思い通りにならない」
そんな経験、ありますよね。
わたし自身もくせ毛・剛毛に長年悩んできたので、毎年梅雨のたびに気が重くなる⋯、という気持ちはよくわかります。
でも、少しの準備と工夫で 梅雨でもまとまりやすい髪は作れます。
大切なのは「梅雨が来てから焦る」のではなく、梅雨前にケアを整えておくこと。
今回は梅雨シーズンが来る前にやっておきたいこと、そして毎日使える湿気対策を、当事者目線でまとめました。
そもそも、なぜ梅雨になると髪が広がるの?

対策を知る前に、まず「なぜ梅雨に髪が広がるのか」を簡単に理解しておきましょう。
髪の表面は「キューティクル」という、うろこ状の層で覆われています。
くせ毛・剛毛の髪は、まっすぐな髪と比べてキューティクルが複雑な向きに重なり合っています。
それ自体は髪の個性なのですが、隙間から湿気が入り込みやすくなるのが悩みどころ。
吸い込んだ水分で髪の内側が膨張し、それがうねりや広がり、ふくらみとして現れるのです。
つまり梅雨の髪対策のキーワードは、「いかに髪の外側から水分をシャットアウトするか」。
ケアによってキューティクルを整え、油分でコーティングして湿気の侵入を防ぐことが、梅雨を乗り切るための基本的な考え方になります。
梅雨前にやっておきたいこと3つ

① シャンプーとトリートメントを見直す
梅雨対策は、毎日のシャンプーから始まります。
くせ毛・剛毛さんには、保湿力が高く、しっかり油分を補えるタイプ がおすすめです。
髪に十分な潤いがあると、外からの余分な水分を吸い込みにくくなります。
反対に洗浄力が強すぎるシャンプーは、必要な油分まで洗い流してしまい、結果的に湿気を吸いやすいスカスカな状態に。
今使っているシャンプーについて、こんなことを感じていませんか?
- 洗い上がりがきしむ、ゴワつく
- 乾かすと髪がパサパサになる
- 頭皮や髪の乾燥が気になる
これらに当てはまるなら、梅雨前のタイミングでシャンプーを切り替えてみることをおすすめします。
トリートメントも同様で、毎回しっかり浸透させるよう意識すること が大切。
流すのが早すぎたり、すすぎ残しがあったりすると効果が半減します。
時間があるときは、トリートメントを塗布してから蒸しタオルで包み、5分ほど置くと浸透しやすくなりますよ。
② 洗い流さないトリートメント(アウトバス)をプラスする
毎日のケアにアウトバストリートメントを取り入れることも、梅雨前にぜひ習慣にしてほしいことのひとつです。
ヘアオイルやミルクタイプ のアウトバストリートメントは、髪の表面に膜を作り、湿気の侵入をある程度ブロックする働きがあります。
ポイントは タオルドライ後のなるべく早いタイミング で使うこと。
濡れた髪は内部が開いている状態なので、このタイミングで馴染ませてからドライヤーで乾かすとコーティング効果が高まります。
量のコツとしては、少量を手のひらで広げてから、毛先→中間→表面の順 でつけていくと全体になじみやすいです。
わたしは特に広がりやすいサイドと毛先を重点的につけるようにしています。
剛毛さんには重めのオイルやバームが、細めのくせ毛さんには軽いミストタイプやミルクが合うことが多いので、自分の髪質に合わせて選んでみてください。
③ ドライヤーで「しっかり乾かす」習慣をつける
「なんとなく乾いたからOK」は、くせ毛・剛毛さんにとってNGです。
半乾きの状態で寝たり外出したりすると、髪の内部に水分が残ったままになり、その水分が翌日のうねり・広がりの原因に直結します。
正しいドライヤーの手順を確認しておきましょう。
- タオルドライで余分な水分をしっかり取る(ゴシゴシこすらず、押さえるように)
- アウトバストリートメントを塗布する
- 根元から温風を当てて乾かし始める
- 全体の8割程度乾いてきたら、毛先を整えながら仕上げる
- 最後に冷風を当てて形を固定する
特に意識してほしいのは 根元と後頭部・首の後ろ。
この部分は乾きにくく、乾いた気になっていても実はまだ湿っていることが多いです。
ここが乾いていないと、翌朝の寝癖やうねりに大きく影響します。
ブローブラシを使うと、仕上がりがぐっとよくなります
余裕があるときは、ドライヤーと一緒に ブローブラシ を使って乾かすのもおすすめです。
ブローブラシを使うと、髪を引っ張りながら熱を当てられるので、うねりや広がりを抑えながら乾かせます。
くせ毛・剛毛さんにとっては、仕上がりのまとまりがハンドブローとは大きく変わることも。
完全に濡れた状態からだと髪への負担が大きいので、まず手で根元を乾かし、ある程度水分が飛んだタイミングでブラシを持ちかえるのがおすすめです。
毎日完璧にブローするのが難しければ、週に2〜3回だけでも取り入れてみると、梅雨の時期でも髪のまとまりやすさが変わってきますよ。
毎日使える!梅雨の湿気対策スタイリング

スタイリング剤は「バリア系」を選ぶ
梅雨のスタイリングに向いているのは、ヘアバーム・ヘアオイル・ワックス などの油分が多いタイプです。
油分が多いスタイリング剤は、髪の表面に油の膜を張って湿気の吸収を抑える効果があります。
一方、水分ベースのスタイリング剤(ウォーターベースのスプレーやジェルなど)は、梅雨の時期には逆効果になることも。
もし今使っているスタイリング剤が「梅雨になると効かなくなる」と感じているなら、成分表示を見てみましょう。
梅雨向きの成分(油分・コーティング系)
- アルガンオイル、ホホバオイル、椿油などの植物オイル
- シアバター、ミツロウ(ビーズワックス)などのバーム成分
- ジメチコンなどのシリコン系成分(髪の表面をコーティングして湿気をブロック)
梅雨には不向きな成分(水分・吸湿系)
- 水(精製水)が成分表示の上位にくるもの
- グリセリンやヒアルロン酸など保湿成分がメインのもの(これらは空気中の水分を引き寄せる性質があるため、湿度が高い日には逆効果になりやすい)
成分表示は配合量の多い順に書かれているので、上位に何が来ているかを見るだけでだいたいの傾向がわかります。
スタイリングの際は、少量を手のひらで温めてから髪になじませると伸びがよくなり、うまくつけられます。
「まとめ髪」を積極的に活用する

梅雨時期は、無理にセットを完璧に決めようとするより まとめ髪に逃げるのも立派な対策 です。
ゆるいお団子や低めのポニーテールは、湿気の多い日でも崩れにくく、くせ毛の毛流れを活かしたスタイルになります。
しっかりセットしようとすればするほど、湿気でくずれたときのダメージが大きいですよね。
くせ毛だからこそ出る自然なうねりやふわっとした質感が、まとめ髪では「こなれ感」として生きることもあります。
くせ毛を「直すもの」ではなく「使うもの」として考えると、梅雨の見方が少し変わってきますよ。
仕上げにヘアスプレーでキープ
スタイリングが終わったら、最後に 湿気・雨対策と書かれたヘアスプレー で仕上げると、スタイルがより長持ちします。
全体にかけるより、広がりやすいサイドや毛先にピンポイントで使うのがコツ。
髪から20〜30cm離してスプレーすると、自然な仕上がりになります。
雨の日の「応急処置」も知っておくと安心
外出先で髪が広がってしまったとき、ハンドクリームを少量手のひらに伸ばして、髪の表面をなでるように抑えると応急処置になります。
ハンドバッグに入るサイズのヘアオイルやバームを携帯しておくと、外出先でもさっと整えられるので便利ですよ。
まとめ

梅雨前にやっておくこと
- シャンプー・トリートメントの保湿力を上げる
- アウトバストリートメントで髪の表面を守る習慣をつける
- ドライヤーでしっかり・完全に乾かす
毎日の湿気対策
- スタイリング剤は油分多めのバリア系を選ぶ
- まとめ髪も積極的に活用する
- ヘアスプレーで仕上げてキープ力をプラス
- 応急処置用にミニオイルやバームを携帯する
梅雨を「くせ毛だからしんどい季節」から
「ちゃんとケアすれば乗り切れる季節」に変えていきましょう。
一度にすべてを変えなくても大丈夫です。
できそうなところから少しずつ試して、自分に合う方法を見つけてもらえたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!



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