くせ毛のトリートメント選び|流すタイプと流さないタイプの役割と使い分け

クセ毛のヘアケア

「流さないトリートメントと流すトリートメント、両方買うべき?」
「どちらか一方でいいなら、どっちを選べばいいの?」

 くせ毛ケアを始めると、トリートメントの種類の多さに迷ってしまいますよね。
 ドラッグストアに行くと「洗い流すタイプ」と「洗い流さないタイプ」が並んでいて、正直どちらを優先すればいいか判断に困る方も多いと思います。

 結論からお伝えすると、2つは「どちらが上か」ではなく、役割がまったく異なります
髪の内側を整えるものと外側を守るもの、それぞれに得意なことが違うのです。

 この記事では、2つのトリートメントの役割の違いから、くせ毛に特に重要なのはどちらか、髪の状態別の使い分け方まで、わかりやすく解説します。

まずそれぞれの「役割」を整理しよう

流すトリートメント|髪の内部を補修・保湿する

 お風呂の中でシャンプーの後に使い、2~3分を置いてから洗い流すタイプのトリートメントです。

 成分が髪の内部に浸透しやすいため、ダメージを受けたキューティクルや髪の内側を補修・保湿するのが得意です。カラーやパーマで傷んだ髪、または乾燥による内側からのパサつきに特に効果を発揮します。

流さないトリートメント|外側をコーティングして湿気・熱から守る

 お風呂上がりに濡れた髪や乾いた髪につけて、洗い流さずそのまま使うタイプです。
ヘアオイル・ヘアミルク・ヘアミストなどが代表的です。

 髪の表面をコーティングして、湿気の侵入・ドライヤーの熱・摩擦からのダメージを防ぐのが主な役割です。
くせ毛のうねりや広がりを抑える即効性があるのもこのタイプです。

2つは「競合」ではなく「役割分担」の関係

整理すると
流すトリートメントは「インナーケア(内側)」
流さないトリートメントは「アウターケア(外側)」と考えるとわかりやすいです。

流すトリートメント

  • お風呂の中で使う
  • 髪の内部に浸透
  • 補修・保湿が得意
  • 効果はじっくり出る

流さないトリートメント

  • お風呂上がりに使う
  • 髪の表面をコート
  • 湿気・熱ダメージを防ぐ
  • 即効性がある

 どちらが優れているということはなく、2つを組み合わせることで内側も外側もケアできる「理想の状態」に近づけます。
では、くせ毛にとってはどちらをより重視すべきなのでしょうか。次のに詳しく見ていきます。

くせ毛には「どちらが特に重要」なのか?

くせ毛は乾燥・湿気ダブルの悩みがある

 くせ毛の髪は、キューティクルが均一に閉じていないため、乾燥しやすい一方で湿気も吸い込みやすいという、ちょっと厄介な二面性を持っています。

 乾燥するとパサつき・切れ毛が起きやすく、湿気を吸うとうねりや広がりが出やすい。
つまり乾燥対策と湿気対策を同時にこなす必要があるのが、くせ毛ケアの難しさのひとつです。

「流さないタイプ」が特に効果を発揮する理由

この2つの悩みに対して、即効性を発揮するのが流さないトリートメントです。

髪の表面をコーティングすることで、外からの湿気をブロックしてうねりを抑制
 さらにドライヤーの熱ダメージも軽減できるため、毎日のスタイリングのクオリティが上がります。
朝のまとまりの悪さや、夕方にかけて広がってくる悩みを直接カバーしてくれるのはこのタイプです。

「でも、流すトリートメントをやめたら髪がパサパサになった…」

「流すタイプ」を省くと根本ケアが追いつかなくなる

こう感じた経験がある方も多いと思います。
流さないトリートメントだけでは、髪の内側の乾燥・ダメージには対応できません
 表面をいくらコーティングしても、内側がスカスカの状態だと、時間が経つにつれてパサつきやごわつきが出てきます。

 流すトリートメントは効果が出るまでに時間がかかるぶん、継続することで髪の土台を整えてくれます。
この土台があってこそ、流さないトリートメントの効果も最大化されるのです。

理想は両方使い。でも優先するなら流さないタイプから

 両方使うのが理想ですが、まず1つから始めるなら「流さないトリートメント」を取り入れるのがおすすめです。
毎日の湿気・熱ダメージを防ぐ即効性があり、うねり・広がりへの効果を実感しやすいからです。
流すトリートメントは次のステップとして加えていくと、内側から髪の状態が底上げされていきます。

髪の状態別|今の自分に合った使い方は?

「とはいえ、自分の場合はどうすればいいの?」と思った方のために、髪の状態別に整理しました。
今の自分に近いものを確認してみてください。

タイプ① 乾燥・パサつきが気になる → 流さないトリートメントを優先

 髪がパサパサして広がりやすい、指通りが悪い、枝毛・切れ毛が多いという方はこのタイプです。

 まずは流さないトリートメントを毎日のルーティンに取り入れるのがおすすめ。
お風呂上がりにヘアオイルやヘアミルクをなじませるだけで、翌朝のまとまりが変わります。
流すトリートメントも週2〜3回程度しっかり使うと、内側からの保湿が底上げされます。


タイプ② カラー・パーマなどでダメージがある → 流すトリートメントで内部補修を先に

髪がごわつく、チリチリする、カラー後から特に扱いにくくなったという方はこのタイプです。

 ダメージが進んでいる場合は、流すトリートメントで内部補修を優先しましょう。
 加水分解ケラチンや加水分解シルクなど補修成分が入ったものを選んで、放置時間をしっかり取るのがポイントです。外側のケアは流さないトリートメントで並行して行いましょう。

※補修成分の選び方については「成分表の読み方入門|くせ毛さんが避けるべき成分5選」も参考にしてみてください。


タイプ③ うねり・広がりが主な悩み → 両方セットで使うのが最短ルート

 雨の日に髪が膨らむ、湿気でまとまらない、朝セットしても夕方には崩れるという方はこのタイプです。

 うねり・広がりはキューティクルの乱れと湿気の両方が原因なので、流すタイプ+流さないタイプの両方をセットで使うのが最短ルートです。
 流さないトリートメントで湿気バリアを作りつつ、流すトリートメントで内側のキューティクルを整えていきましょう。

※髪の状態は季節や体調によっても変わります。「最近パサつきが増えた」と感じたら流すトリートメントを、「広がりが気になる」なら流さないトリートメントを重点的に使うなど、柔軟に使い分けてみてください。

効果を最大化する「正しい使い方・順番」

お風呂〜乾かすまでの正しい流れ

 2つのトリートメントは使うタイミングと順番が大切です。以下のステップを参考にしてみてください。

ステップ① シャンプー後、タオルで軽く水気を取る
 髪が水で飽和した状態では成分が入りにくいため、軽く絞ってから流すトリートメントをつけます。


ステップ② 流すトリートメントを塗布→2〜3分放置してから洗い流す
 毛先を中心になじませ、2〜3分おいてからしっかり洗い流すのがポイント。
時間を置かずに流すと効果が半減します。
※くせ毛のNG:すぐに流してしまう→成分が浸透する前に落ちてしまいます


ステップ③ お風呂上がり、タオルドライ後すぐに流さないトリートメントをつける
 濡れた髪はキューティクルが開いている状態。
タオルドライ直後のタイミングがもっとも成分がなじみやすく、湿気バリアも張りやすいベストタイミングです。
※くせ毛のNG:乾いた髪につける→コーティング効果が弱まります


ステップ④ ドライヤーで根元から乾かす
 流さないトリートメントをなじませた状態でドライヤーをあてることで、コーティングが定着しやすくなります。
完全に乾かすことでうねり・広がりも抑えやすくなります。

くせ毛がやりがちなNG使い方

NG① 流さないトリートメントのつけすぎ
ベタつきの原因になり、逆に乾燥しやすくなります。500円玉大を目安に、毛先→中間の順でなじませましょう。


NG② 流すトリートメントを頭皮につける
毛穴を詰まらせる原因に。耳より下の毛先〜中間に集中してつけるのが正解です。


NG③ 半乾きのまま寝る
せっかくのトリートメント効果が台無しに。枕との摩擦でキューティクルが傷み、うねりの原因にもなります。

まとめ|くせ毛ケアは「インナー+アウター」の両輪で

 今回の記事では、流すトリートメントと流さないトリートメントの違いと、くせ毛に合った使い方についてお伝えしました。

  • 流すタイプは「内側の補修・保湿」、流さないタイプは「外側のコーティング・湿気バリア」と役割が異なる
  • くせ毛に即効性があるのは流さないトリートメント。まず1本取り入れるならこちらから
  • ダメージが強い場合は流すトリートメントで内部補修を優先する
  • タオルドライ直後に流さないトリートメントをつけるのがベストタイミング

「どっちかだけでいい」ではなく、2つを役割分担させて使うことが、くせ毛をまとめる近道です。まだ流さないトリートメントを使っていない方は、ぜひ今日のお風呂上がりから試してみてください。

小さな1ステップが、毎朝の髪の印象を変えてくれるはずです。

ご覧いただき、ありがとうございます!

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