ドライヤーの乾かし方で変わる!広がり・うねりを抑えるおすすめ手順

クセ毛のヘアケア

 髪を乾かすときドライヤーを正しく使えていますか?

つい、ワシャワシャッと急いで乾かして
「乾かすとボハッと広がっちゃう」
「朝になると全然まとまらない」⋯。

 そうなんです。ただ乾けばいいというわけではないんですね。
実は乾かし方を少し工夫するだけで扱いやすくなります。とくに、くせ毛の髪質は仕上がりが大きく変わるのです。

 今回は、くせ毛さんにおすすめの“正しいドライヤーの手順”を、順を追ってご紹介します。

くせ毛さん必見|広がり・うねりを抑えてツヤ髪に仕上げるコツ

タオルドライでしっかり水分をオフ

髪を洗った後は、まずタオルドライが基本です。
 このとき、タオルでゴシゴシこするのはNG。摩擦でキューティクルが傷つき、くせや広がりの原因になります。

 吸水性の高いタオルで髪を包み込むように優しく押さえ、しっかりと水分を吸収させましょう。根元も軽く押さえておくと、ドライヤーの時間が短くなり、熱ダメージも防げます。

ドライヤー前の保護ケアを忘れずに

 タオルドライ後は、アウトバストリートメント、ヘアオイルヘアミルクなどをつけましょう。
ドライヤーの熱から髪を守り、パサつきや広がりを抑える効果があります。

 ふくらみや広がりが気になる場合は「ヘアミルク」、ツヤとしなやかさが欲しい場合には「ヘアオイル」がおすすめ。

 ミルクorオイル適量を手のひらでよく伸ばして、まずはふくらみが気になる部分と毛先を中心に、最後に全体につけてます。
ブラシでなじませたら、ドライヤーの準備OKです。

ドライヤーの基本テクニック

 ドライヤーは、髪から15〜20cmほど離して使うのが理想です。
近づけすぎると熱が集中してダメージになり、遠すぎると乾きにくくなります。

風は一方向に当て続けず、左右に振りながら全体に均等に当てると◎。

 まずは根元から乾かし始めるのがポイントです。髪を手で少し引っ張るようにテンションをかけながら、根元→中間→毛先の順で風を送ります。

 キューティクルの流れ(上から下へ)に沿って風をあてることで、髪表面がなめらかになりツヤもアップします。

部位ごとの乾かし順とブロック分け

くせ毛さんは「どこから乾かすか」も大切です。
髪を乾かしやすく、ムラなく仕上げるために3〜5cm幅ずつのブロックに分けて乾かしましょう。

このときにブローブラシを使うと効果的です。

乾かす順番の目安

  1. 後頭部(うねりが強い部分)からスタート。根元をしっかり立ち上げて乾かします。
  2. 左右のサイドを順に乾かし、顔まわりの毛を整えます。
  3. トップ(頭頂部)は最後。薄く乾きやすい部分なので、熱を当てすぎないよう注意しましょう。

 ブラシで各ブロックごとに分け、根元から毛先へとブラシを通しながら乾かすと、くせが伸びやすく、全体に均一な仕上がりになります。

 ブラシを使いながら乾かすのは、最初はぎこちなく感じるかもしれませんが、すぐに慣れてきます。

くせ毛を整えるブラシ&ドライヤー選び

ブローブラシのおすすめ

  • 天然毛のロールブラシ(豚毛や猪毛)
     髪一本一本をしっかりとらえてくせを伸ばしやすい。
  • 速乾ブローブラシ
     時短で自然な仕上がりに整える

ロングヘアにはロールブラシ、ショートなら速乾ブラシがおすすめです。



また、髪質に合ったドライヤー選びもとても重要です。

おすすめのドライヤースペック

  • マイナスイオン機能ナノイー機能付き
  • 風量1.5m³/分以上の“大風量タイプ”

 これらの機能があると、髪内部の水分を保ちながら乾かせるため、しっとりまとまりやすくなります。
毛量が多い方やロングヘアの方は、2.0m³/分以上のさらに強力なタイプを選ぶと◎。

温度と風量のベストバランス

ドライヤーの温度は100〜120℃程度が適温です。
 高温すぎるとキューティクルを傷つけ、くせやパサつきが悪化するため注意。
15〜20cm離して使うと、実際に髪に当たる温度は約70〜80℃になり安全です。

 髪や頭皮がデリケートな方、細い髪質の方は、低温(60〜80℃)×強風タイプを選ぶとダメージを最小限に抑えながら乾かせます。

 同じ部分にドライヤーを長時間当て続けないよう注意しましょう。
局所的な過熱は、くせの強調や枝毛の原因になります。
気になる部分は、ドライ後にヘアアイロンで整えることをおすすめします。

仕上げは冷風でツヤ&まとまりキープ

 全体が8〜9割ほど乾いたら、仕上げに冷風を当てるのがおすすめです。
冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、髪表面にツヤが出ます。

 さらに、湿気の影響を受けにくくなり、夜に乾かした髪も翌朝まとまりやすい状態をキープできます。

短時間で仕上げることも大切

 くせ毛は乾かしすぎても、自然乾燥のままでも広がりやうねりの原因になります。
ポイントは、できるだけ短時間でしっかり乾かすこと
ブロック分けを意識しつつ、強風で根元から素早く乾かすのがコツです。

まとめ|乾かし方ひとつで、くせ毛はもっと扱いやすくなる

 今回紹介した乾かし方を意識するだけで、ドライ後の髪がまとまり扱いやすくなります。

  • タオルドライでやさしく水分オフ
  • アウトバストリートメントで熱から保護
  • 根元から風をあててキューティクルの流れを意識
  • ブロック分け&冷風でツヤをキープ

 この手順を続けることで、くせ毛特有の広がりやうねりが落ち着き、ツヤのある美しい髪に近づけます。

毎日のドライヤータイムを、ぜひ「髪を整える時間」に変えてみてくださいね。

ご覧いただきありがとうございます!

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